"榊原郁恵・非公認ホームページ" プレ企画・その2

榊原郁恵の水着! に関する考察


〜水着写真は、肖像権の問題から掲載もリンクもしません。ほかのサイトをお探しください。〜

   彼女のデビューは、「ある驚き」をもって迎えられた。
 1977年1月10日、彼女ははじめての生放送歌番組に出演のため、都下某所にいた。 「ある驚き」は、そこから生まれた。 某所とは、「東京サマーランド」。 そう、この日は出演者全員水着姿、という日だったのである。
 榊原郁恵のデビュー当時、このような「水着での歌番組」はそこそこあったのだが、 たまにセクシー・アイドル(浅野ゆう子、安西マリア…)が顔を見せる程度で、 刺激不足の状態であったことは否めない。 そこへ、あの顔とあの胸で、彼女が新人歌手コーナーに"なぐり込み"をかけたのである。 その結果は……もう言うまでもないところである。
 それ以降、「あの胸」は、彼女の大きなセールスポイントとして、また彼女自身にとって「じゃまなイメージ」として、 彼女を有名にもしたが、同時に苦しませもすることになった。
  • 3曲目の「わがまま金曜日」にして、曲とまったく関係ない水着姿でプロモーション・ポスターに登場。
  • 言わずと知れた大ヒット曲「夏のお嬢さん」には、〈ビキニがとっても似合うよ/刺激的さ〉の歌詞が。
  • そして、「小さな胸が、小さな胸が、ドキドキ、ドキドキ……」とやったカセットテープのCM……。
 この榊原郁恵(の胸)の存在は、あとから来るアイドルたちにも少なからず影響を与えた。 水上ゲーム大会にTシャツ、短パンで登場し、周囲のひんしゅくを買った岩崎良美。 某宗教の教義のことは知らないが、豊かな胸がかえってイメージ戦略にマイナス、との判断からであろう、 「水着の胸もとは一切見せない」方針を貫いた斉藤由貴。 この二人は特筆ものであろう。
 しかし、'90年代にはいると、状況は一変した。 「サンタフェ」とかいう写真集から、「アイドルが脱ぐ」ことが「奈落の果て」という常識が覆された。 そして、「巨乳」グラビア・アイドルの相次ぐ登場で、そのイメージは「じゃま」どころではなくなり、 むしろ堂々と自慢できるものになった。 しかし、その一方、榊原郁恵や河合奈保子(の頃)にあった「恥じらい」はほとんど消え、 水泳大会では「胸ポロリ」もお決まりのサービス(?!)になってしまった。 ある意味では、あまりにも味気ない時代の到来、ということもできるかも知れない。
 そう見ると、果たして'80年前後といま、どちらが「よき時代」なのであろうか?
 

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1998.07.05作成 1999.01.04更新
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