榊原郁恵・クリスマスの名曲選
(失礼ながら敬称略)
曲名 |
解説 |
おすすめ度 |
「ひとりぼっちのクリスマスソング」 (1979年12月、シングル「風を見つめて」B面) |
尾崎亜美作品。歌詞は、太田裕美の大ヒット「木綿のハンカチーフ」に似た感じで、
「都会に行った彼氏が戻ってこない」。ささやくような声で歌う郁恵(珍しい!)。
でも、郁恵さんの思い入れは「家でクリスマスの行事がなくて悲しかった」こと。
ところが、それがこの曲に大いに魅力を生み出すもととなりました。
「歌手」榊原郁恵・初期の曲の中ではファンの間にも特に印象深い佳曲となっています。 |
★★★★★ (★★★★★が満点) |
「涙のマイ・ラブ」 (1981年11月、アルバム『JUKE BOX DREAMIN'』収録) |
湯川れい子、加瀬邦彦作品。『JUKE BOX DREAMIN'』には佳曲が実に多い。
彼女の《郁恵流泣き節》発祥のこのアルバムで、
"動"が「ボビーにさよなら」だとすると、この曲は対極の"静"で、異彩を放っています。
歌詞の内容は、「ひとりぼっちのクリスマスソング」のさらに延長線上、といえましょうか。
「戻ってきて!」のセリフが泣かせます。 |
★★★1/2 |
「東京聖夜(Tokyo Holy Night)」
(1982年11月、アルバム『VARIETY BOX』収録、のち1984年9月、シングル「恋人たち」B面) |
榊原郁恵の出世作「アル・パシーノ+(たす)アラン・ドロン>(より)あなた」を生んだ
森雪之丞が、鈴木キサブローと組んで生んだ名曲。
しっかり構成された楽曲。レコードを聞けばロマンチック。コンサートで歌えば大盛り上がり。
すべてに非のうちどころのない一曲です。
歌詞は上の2作とは逆にとってもハッピー。
「去年からあなたがサンタクロース」なんて、うーん、森雪之丞さん、さすがです。
クリスマスに彼女彼氏ふたりで存分に楽しみたい、という方にはぜひおすすめ。
もちろん、あとからシングルB面(A面に切り替わる話もあったが、結局幻に終わったのは残念)
にカットされたということは、うるさい郁恵ファンも太鼓判の証拠です。 |
★★★★★ |